店舗づくりにおいても鼓月のアイデンティティを反映させ、イメージ戦略を図っています。テーマは、「伝統(Trad)と未来(New)」。新・京都主義とでも言いましょうか、古き佳き佇まいの良さを活かしつつも、斬新な試みを絶やさず、常にポジティブな姿勢でチャレンジしています。鼓月の生み出す和菓子がそのコンセプトを表現する俳優だとすれば、店舗はその俳優たちが演ずる舞台と考えています。俳優たちの演技が十分に引き立つ舞台づくりとして、京都の上質やおもてなしを感じさせるたたずまいの中に、新鮮な感覚を取り入れています。黒と杢目を基調とし、上品でモダンな雰囲気を演出しているのです。お客様に心地良い空間をご提供できるよう、「伝統と新しさの融合」というテーマのもと、クオリティの高い店舗を実現しています。また、東京・関東方面のお客様にも、鼓月の風趣ある店舗で、ゆっくりとお買いものを楽しんで頂き、京菓子處ならではの風情を味わっていただきたいという想いで平成十八年に東京・麹町に東京本店をオープン致しました。季節の上生菓子・朝生菓子をはじめ、ご進物用のお菓子を取り揃えています。私たちは、京都ならではの風趣や味わいといった京都テイストを、他の地域でも感じていただけるような商品やおもてなしに努めています。